残尿感はこうすれば解消できます
トイレにいっても残尿感が残りすっきりしないことがありますね。これは頻尿の症状が出ていてトイレで尿を出してもまた行きたくなるようになるようです。残尿感が残る原因は膀胱炎などの感染症にかかっていることも考えられますが、検査をしても異常が見つからない場合は、自律神経の乱れが原因として考えられます。緊張していたり、ストレスを感じる、不安・恐怖を感じているとトイレに行ってもすっきりしない感覚が強くなります。逆に好きなことに集中している時や、眠っている時などは残尿感に悩まされることはないでしょう。
自律神経が原因の残尿感はさまざまなストレスが要因となって症状が現れます。自律神経とは正反対のはたらきをする2つの神経が絡まり合って交互にバランスよく働くことで健康を保っています。交感神経と副交感神経と呼ばれるものですが交感神経は活動や緊張する時やストレスを感じる時に強く働きます。また、副交感神経は体の休息や修復中、リラックスしているときに働いている神経です。交感神経がはたらいている時は、膀胱が小さくなり、副交感神経がはたらいている時は、膀胱は大きくなります。緊張やストレスなどは交感神経を強く働かせるので、膀胱が小さくなり尿を貯めておくのが困難になり残尿感を感じます。緊張するとトイレが近くなるのはこのことが原因です。
逆に睡眠中はストレスをあまり感ないため膀胱が広がり、尿を貯めておくことができるので朝までトイレに起きなくてもいいようになっています。残尿感を感じるメカニズムはストレスや緊張が交感神経を働かせ、膀胱が小さくなり尿意を感じるというものです。
残尿感の原因が、ストレスによる交感神経の過敏により膀胱を小さくしてしまうことなので、リラックスして副交感神経を強く働かせることが解消法になります。しかしストレスを減らすのは難しく、自分の意識で、副交感神経を活発にするのは難しいことです。しかし、マッサージ受けていると眠たくなった経験はありませんか？眠くなるというのは副交感神経に切り替わったということです。筋肉がゆるんで、副交感神経に切り替わったので眠くなるのです。体の緊張を緩めることは残尿感の解消だけでなくいろいろな体の不調を和らげます。残尿感を解消する効果的な方法は、体の緊張をといてリラックスすることなのです。
