頻尿だから残尿感が残るのではありません

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頻尿になるので、残尿感が残ると思っている方が多いようです。しかし、本当は頻尿が残尿感を作り出すのではなく、残尿感が頻尿につながるということを知ってください。残尿感があるなと感じたら、オシッコのときに力んでいないか注意してみて、もし力んでいるようであれば、早急に泌尿器科を受診しましょう。

頻尿の原因は様々なものが考えられますが、ひとつに過活動膀胱が上げられます。これは、膀胱が異常に収縮してしまうため、それほどたくさんの尿が溜まっていないのに、いきなり膀胱が収縮し始め、トイレが我慢できなくなってしまう症状です。原因として心因性のものが上げられますが、メカニズムははっきりしません。しかし、前立腺肥大で残尿感をいつも感じている男性は、尿道が狭くなっているので尿の排出がうまくいかず、膀胱内に残った尿を膀胱が押し出そうとするため起こると考えられます。

したがって残尿感を感じたら、頻尿の状態になっていなくてもすぐに前立腺の検査をしてもらうことが重要です。早期の検査を受けることで頻尿にまで発展する前に、前立腺異常を解消できます。前立腺肥大症ならば、初期のうちに治療すれば投薬だけで病気が治るし症状も軽くてすみます。しかし男性のほとんどは残尿感はさほど気にせずに放置しておいて、頻尿となって初めて異常を感じ検査を受けるパターンがおおいようですね。こうなったときには、すでに前立腺は肥大していることになるので治療に時間がかかってしまい、最悪手術の必要もあります。

男性の場合、残尿感が少しでも気になったら、早めに泌尿器科へ行って前立腺の検査を受けることが頻尿対策にもつながります。よく注意して早め早めの対応を心がけましょう。

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