残尿感と腰痛が同時に起こる場合の対処法
残尿感が強く腰痛を同時に発症するようであれば、尿道結石を疑う必要があります。尿道結石とは名前のとおりに尿道に石がつまる病気のことです。尿の成分にはカルシウムやアミノ酸成分などが含まれていて、これらが時間をかけて固まり石となって尿道に詰まることで痛みを感じます。尿道は普通であれば水分が通る道ですから、ここを石化したものが通り抜けるとなると、激痛や疝痛を感じるのは容易に想像ができますよね。この痛みは病にかかった人でないと理解できないと言われますが、痛みの目安としてはよく、「金玉を蹴られたような痛み」と比喩されます。
そして尿道結石が腰痛を引き起こすということは実は一般的にはあまり知られていないのが現状です。これは尿道結石により尿道が傷ついて炎症を起こすため、腰の筋肉が引っ張られひどい腰痛を引き起こします。また、尿道が石によって詰まってしまうので残尿感も感じます。尿道結石での腰痛はよくギックリ腰と間違うこともあるので相当な痛みです。尿道結石になると尿道が痛むのと腰が痛むのとの二つの症状が一度に出てしまい、その上にその痛みは大変きつく、辛いものですから、大変です。しかし尿道結石で死亡することはないので、痛みがひどい場合は即病院で検査を受けることをおすすめします。
尿道結石の検査を受けて大体1センチ以上の結石が見つかった場合は、なんらかの方法で除去する治療が施されます。昔であれば開腹手術しかありませんでしたが、現在では衝撃波により結石を粉砕するという方法が開発され、痛みも少なくなっています。また、手術を伴わない分、手術から退院までの時間が短く、体にメスを入れることもないので負担が少なく、簡単に治せるので心配しないでください。残尿感と腰痛が併発するようであれば早急に検査を受けるようにしてください。
