残尿感が気になる女性が注意すること
残尿感が気になる女性が気をつける事にはどんなものがあるのでしょうか？まず、膀胱炎に注意してください。特に仕事などが忙しくてトイレに行く回数を我慢することが多い女性には膀胱炎が見られます。膀胱炎が進行すると慢性化してしまいます。また、膀胱の内部は本来細菌などはいないのですが、膀胱の内部に何らかの理由で細菌が入り込んでしまうと膀胱内部が炎症を起こし、急性膀胱炎を起こしてしまいます。慢性的な膀胱炎や、急性膀胱炎の場合残尿感が強く感じるほか、血尿が出ることもあるため早めに泌尿器科や内科を受診してください。また膀胱炎は再発することがあります。これは生理や便秘、性交渉などによって膀胱内に細菌が入り込んでしまう可能性が高いためです。
次に、妊娠した時も気をつけて下さい。妊娠した時は子宮が大きくなる事で膀胱などの器官が圧迫され残尿感がひどくなったり頻尿、尿漏れが起りやすくなります。また女性の骨盤の内部には子宮や膀胱、腸などがありますが、妊娠したことでこれらの臓器が骨盤内部から下がってしまい外に飛び出す場合があります。これは骨盤臓器脱と呼ばれ、飛び出した部分によって子宮脱、膀胱脱、性器脱と呼ばれています。こうした症状の場合、排尿が困難となり、残尿感が強くなります。
また、子宮筋腫や卵巣腫瘍の場合も症状が進行すると残尿感がとても強くなります。これは腫瘍が肥大して膀胱を圧迫して排尿の邪魔をすることが原因です。その他、尿道症候群と呼ばれる一連の症状にも注意が必要です。尿道症候群は主に更年期を迎えた女性に多く見られますが、症状としては膀胱炎などの症状が現れ、強い残尿感に襲われます。さらに強いストレスがかかることによって残尿感が強くなることが確認皿ています。この症状を心因性の頻尿、残尿感といいますが、どのようなストレスが原因となって残尿感を感じるのかについては詳しくはよくわかっていません。普段からストレスを貯めずに解消する方法を見つけて、リラックスすることが大切ですね。
