婦人科の病気と残尿感との関係はあるのか

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婦人科にかかるのをためらう女性が多いようですが、婦人科ではいろいろな体の悩みを相談できるので不調を感じたら思い切って婦人科に行くべきです。特に残尿感が強く感じたり、排尿痛、尿失禁が認められる場合は婦人科系の病気にかかっている可能性がありますので、診察をうけることが重要です。特に残尿感を感じたり、便秘や頻尿、下腹部の激しい痛みやおう吐を伴う場合は、卵巣のう腫の可能性が考えられるので、婦人科、産婦人科で検査を受けたほうが安全です。

卵巣のう腫は正式には、卵巣のう胞性腫瘍といいます。のう胞性腫瘍とは中身に、しょう液や粘液などの液状のものが入っている腫瘍のことをいいます。腫瘍ができたからと心配する必要は殆ど無く、良性である場合が多いようです。卵巣のう腫の内容物はさまざまで、もっとも多くみられるのは、しょう液性のう胞腺腫という黄色い液体がたまるものです。ほかにムチン性(粘液性)のう胞腺腫という粘り気のある粘液がたまるもの、さらに脂肪や毛髪、歯、骨などが詰まっている皮様のう胞腫、血液が詰まったチョコレートのう腫などがあります。

卵巣のう腫の症状は、のう腫がこぶし程の大きさになってから症状があらわれます。のう腫が周囲の膀胱や尿管を圧迫するので頻尿になったり残尿感を感じるようになります。また、腸が圧迫されれば便秘が起こります。月経時以外の腰痛、腹痛も起こることもあります。おなかがなんとなく膨らむ、不正出血がある、水っぽいおりものがある、という症状がでる場合もあります。

卵巣のう腫ができる原因は、はっきりとはわかっていません。ごく初期には症状が現れないことが多いので、早期に発見するために、定期的に検査を受けることが重要です。繰り返すようですが、のう腫がかなり大きくなってからでないと症状が出てこないので、妊娠検査や、ガン検診で偶然発見されることが多い病気です。卵巣のう腫は10代でも多くあるようですし最悪、悪性の場合もありうるので日本でも海外のように、生理のある年齢になったら定期検診という習慣が早く根付くといいですね。

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