残尿感をやわらげる薬は何があるのか

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残尿感が強くてなんとか症状を軽くしたい場合に、どんな薬が使われるのか知っておきましょう。軽度の残尿感の場合は経過観察とある場合がありますが、この時でも薬が処方されます。男性の場合残尿感が強い場合は前立腺肥大が疑われ、その治療のための薬が処方されます。標準的な前立腺肥大の薬はα-1ブロッカーです。これは尿道の筋肉を緩めることで尿を出しやすくするための薬です。前立腺肥大のおもな症状は残尿感が強いことなので、この薬によって改善することが期待できます。ただし、α-1ブロッカーはもともと高血圧の治療に使用されるので、立ちくらみやめまい、ふらつきといった副作用があります。

次に使われるのが抗アンドロゲン剤です。抗アンドロゲン剤は前立腺そのものを縮小させる作用があります。前立腺肥大は男性ホルモンの活動によって引き起こりますが、この薬には男性ホルモンの活動を抑制する働きがあります。また、男性ホルモンの作用を抑える前立腺肥大の薬に5α還元酸素阻害薬があります。これはジヒドロテストステロンという活性度の高い男性ホルモンの生成を抑える作用をもっており、抗アンドロゲン剤に比べて副作用が少ないので注目されている薬です。前立腺肥大の初期では民間療法も用いられます。民間の天然由来の薬剤や漢方、植物エキス製剤などが使用されます。

残尿感が膀胱炎や尿道炎などの感染症が原因となっている場合には基本的に抗生物質を使用します。ジスロマック、クラリス、ビブラマイシンなどが処方されますが、膀胱炎の中でも急性の場合にはこうした抗生物質が症状緩和に効果的です。通常は薬を飲み始めて2日程度で症状が落ち着き、1週間もあれば完治するケースが多いようです。

このように残尿感の原因によって使う薬は様々ですが、男性の場合は前立腺肥大、女性は膀胱炎を疑って早めに検査を受けることが症状を悪化させない事につながります。

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