残尿感が気になる男性が気をつけること

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残尿感が気なる男性は一度様々な病気に気をつける必要があります。50歳以降の男性の場合、前立腺が肥大して膀胱を刺激するので尿が出し切れずに残尿感を感じたりします。前立腺肥大症によく見られる症状が残尿感なのですが、稀に前立腺がんを合併していることもあります。前立腺は男性だけにある臓器で膀胱のすぐ下にあり、尿道をドーナツのようにぐるりと囲んでいます。正常な前立腺は栗の実くらいの大きさなのですが、加齢とともに大きくなりやすい臓器です。だいたい50歳を過ぎると肥大していく傾向が強くなるのですが、肥大する原因がいまのところはっきりしたことは解明されていません。男性には宿命的な病気なので、残尿感が強い場合はまずは前立腺肥大を疑いましょう。

前立腺がんについても注意が必要です。前立腺がんは高齢者のがんといわれ、患者さんの約90%が60歳以上の人で占められています。症状が前立腺肥大の時のように残尿感が残ったり尿のキレが悪いなどが現れるのですが、骨に転移しやすいためひどい足や腰の痛みを感じてて整形外科に行ってみたら、がんが骨の転移していて発見されるケースが多いようです。ただ、前立腺がんは非常に進行が遅いので発がんしてからがんと診断されるまでには数年かかるがんです。また他のがんにくらべ薬が効きやすいという特徴があるので、そんなに怖がる必要もないでしょう。

最後に、神経因性膀胱という病気も注意してください。尿の排出は膀胱と尿道がうまく働くことでスムーズに行われます。膀胱と尿道を働かせるためには、命令を伝える神経が正常に働かないとうまく働きません。この神経が病気になったり、けがをしたりして排尿がうまくできなくなった場合の病気を神経因性膀胱といいます。

以上、残尿感が強くて気なる男性が注意すべき病気について代表例を3つ上げましたが、どれも症状は尿が出にくい、全部出した感じがしないという症状は共通です。しかし、深刻な病気にかかっている場合も考えられるので、50歳を過ぎたら泌尿器科で検査を受けることをおすすめします。

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